
戦うハプスブルク家
講談社現代新書
菊池 良生
1995年12月15日
講談社
990円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
中世的秩序をゆるがし、新たな国家間システムを生み出す契機となった、ハプスブルク家(旧教)・新教諸勢力間の悲惨な長期抗争の推移をたどる。 白山の戦いーー晩秋の霧がたちこめていた1620年11月8日、プラハ近郊のわずか標高38メートルの小高い丘、白山で戦闘が起きた。……戦闘は2時間と続かなかった。……文句なくカトリック連合軍の圧勝であった。……注目すべき点は、勝利者フェルディナント2世の明確な意志が余すところなく貫かれたその戦後処理である。このことがやがて全ドイツを、そして全ヨーロッパを以後30年近くにわたって恐ろしい戦争に引きずり込んだのだから。--本書より ●ハプスブルク家の野望 「第五君主国創設」と普遍帝国理念 ●30年戦争始まる ●フェルディナント2世の絶対主義政策 ●皇帝の切り札ヴァレンシュタイン ●北方の獅子グスタフ・アドルフ ●ヴァレンシュタイン暗殺と戦争の行方 ●リシュリューの帝国政策 フランスの参戦 ●ウェストファリア条約
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(無題)
三十年戦争自体、かなり複雑なのに、書き方がその複雑さを倍加しているようにしか思えないことがある。例えば、グスタフ・アドルフの参戦の話をしていたと思ったら、突然予告なしに後世の評価へと話が移ったり、等。内容は面白くないわけではないけれど、基礎知識がなければかなり難解と感じるかもしれない。なので初学者にはあまりお勧めできない。参考文献からの引用もかなり多く、もう少し自分の言葉で書いてもらいたかったというのが率直な感想です。
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