古事記(中)

講談社学術文庫

次田 真幸

1980年12月31日

講談社

1,320円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

古事記の中巻下巻は、上巻の神話をうけて、神話と歴史とをつなぐ伝説を記した巻である。古事記の文学性は、主に中巻下巻の伝説に認められる。中巻では、垂仁天皇の皇后サホビメの苦悩の物語に、夫婦の情愛がみごとに描かれており、ヤマトタケルの命の悲劇的生涯を語る伝説には、英雄の末路があわれ深くロマンチックに描かれている。古事記の伝説には、史実と認め難いものが多く、古事記が文学的作品といわれているのもこのためである。 1 古事記(中)-中巻ー   1.神武(じんむ)天皇     1.東遷     2.布都御魂(ふつのみたま)と八咫烏(やたがらす)     3.兄宇迦斯(えうかし)と弟宇迦斯(おとうかし)     4.久米歌     5.伊須気余理比売(いすけよりひめ)     6.当芸志美美命(たぎしみみのみこと)の反逆   2.綏靖(すいぜい)天皇   3.安寧天皇   4.懿徳(いとく)天皇   5.孝昭天皇   6.孝安天皇   7.孝霊天皇   8.孝元天皇   9.開化(かいくわ)天皇   10.崇神(しうじん)天皇     1.后妃と御子     2.三輪山の大物主神     3.建波邇安王(たけはにやすのみこ)の反逆     4.初国知らしし天皇(すめらみこと)   11.垂仁(すいにん)天皇     1.后妃と御子     2.沙本毘古と沙本毘売     3.本牟智私気王(ほむちわけのみこ)     4.円野比売(まとのひめのみこと)     5.時じくの香(かく)の木の実   12.景行(けいかう)天皇     1.后妃と御子     2.大碓命(おほうすのみこと)     3.倭建命(やまとたけるのみこと)の熊曾征討     4.倭建命の出雲建(いずもたける)討伐     5.倭建命の東国征討     6.美夜受比売(みやずひめ)     7.国思歌(くにしのひうた)と倭建命の死     8.白智鳥と御葬歌(みはぶりうた)     9.倭建命の子孫   13.成務天皇   14.仲哀(ちうあい)天皇     1.后妃と御子     2.神功(じんぐう)皇后の神がかりと神託     3.神功皇后の新羅(しらぎ)遠征     4.忍熊王の反逆     5.気比大神     6.酒楽(さかくら)の歌   15.応神天皇     1.后妃と御子     2.大山守命と大雀命(おほさざきのみこと)

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