日本精神分析

講談社学術文庫

柄谷 行人

2007年6月10日

講談社

1,155円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

「日本精神分析」というエッセイは、日本の文化に関する考察である。私はいつも、日本人の経験を、自民族中心主義に陥ることなく、普遍的に意味をもつようなかたちで提示したいと思っていた。しかし、ある意味で、本書のエッセイはすべて、そのような姿勢で書かれている、といえる。ゆえに、本のタイトルを「日本精神分析」としたのである。--〈「学術文庫版へのあとがき」より〉 近代国家を乗り越える道筋を示す画期的論考。資本、国家、ネーションの三位一体が支える近代国家。芥川、菊地、谷崎の短編を手がかりに、近代日本のナショナリズムと天皇制、民主主義、貨幣を根源的に問う。 第1章 言語と国家 第2章 日本精神分析ーー芥川龍之介「神神の微笑」 第3章 入れ札と籤引きーー菊池寛「入れ札」 第4章 市民通貨の小さな王国ーー谷崎潤一郎「小さな王国」

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