血食
系図屋奔走セリ 奇想天外探偵小説
講談社ノベルス
物集高音
1999年5月31日
講談社
1,265円(税込)
小説・エッセイ / 新書
時は、昭和三年十月。三田魚籃坂にて探偵社を営む系譜学者、忌部言人は依頼された調査のため、友人物集高音とともに和歌山県は紀伊大島に渡る。当地の漁村で戸長の屋敷を訪れた忌部らを迎えたのは、一家皆殺しの惨殺死体だった。そこに残された、アルファベットらしき文字が記された意味不明の木片は、明治日本を揺るがした大事件の謎に忌部らを導くのか!?驚愕の博識と、流麗なる文体が、読者を濃密なミステリー世界へと誘う。恐るべき処女長編。
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