
三国志(四)
吉川英治歴史時代文庫 吉川英治歴史時代文庫 36
吉川 英治
1989年3月24日
講談社
968円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできない。玄徳を慕って千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。
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第四巻
関羽千里行から孔明出盧まで。 クライマックスの赤壁に向け、主要登場人物が揃って来た感がある。しかしコーエーの真三國無双の影響か夏候惇がもっと完璧なイメージだったので少し調子が狂う。 とはいえ三国鼎立に向けて重要な局面となる赤壁は次巻となかなか引っ張ってくれる。読むスピードもあがってきた感覚。
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