
私本太平記(七)
吉川英治歴史時代文庫 吉川英治歴史時代文庫 69
吉川 英治
1990年4月3日
講談社
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
一夜にして人間の評価が変るのが乱世の慣い。尊氏が“筑紫隠れ”の朝、新田義貞は、凱旋将軍として、堂上の歓呼をあびていた。左近衛ノ中将の栄誉、それのみでなく、後醍醐の寵姫・勾当の内侍を賜ったのだ。それにひきかえ、貴顕に生命乞いする佐々木道誉の鵺(ぬえ)ぶり。また、朝敵たる汚名は逃れたものの、尾羽打ち枯らした尊氏。しかし彼は、北九州に勢力を養い、反攻を意図する。 一夜にして人間の評価が変るのが乱世の慣い。尊氏が「筑紫隠れ」の朝、新田義貞は凱旋将軍として、堂上の歓呼をあびていた。--尾羽打ち枯らした尊氏であったが、北九州に勢力を養い、密かに反攻を企てる。 ■風花帖(つづき) 勾当の内侍 路頭の子 豆と豆がら ■筑紫帖 瘧 河内鞠唄 よそ者 昼の月 ひびき灘 菊池党 多々羅合戦 船あつめ 山海相聞 雨 期 ■湊川帖 面 別れ霜 献 言 桜井の宿 この半夜 日輪分裂
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(無題)
尊氏の都落ちから菊池勢撃破による九州での再起。楠木正成の足利との和解策奏上。そして播磨白旗山で食い止められていた新田軍が迫り来る足利軍と激突しようとするところから楠木正成の出陣まで。何回読んでも楠木正成の悲痛なまでの忠言が心に響いた。同様に何回読んでも海上からも攻めてくる敵に神戸付近に陣を張るって本当に謎。尼崎とか淀川沿いに上陸されたら終わりなのは素人でもわかるのだけど、新田義貞って本当に愚将なのか?戦前に発行された紙幣の顔にまでなっているのに。
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