日本文壇史(24)
講談社文芸文庫
瀬沼茂樹
1998年10月31日
講談社
1,320円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
大正社会主義を明確にうちたてた大杉栄の月刊「平民新聞」、第二次「近代思想」は巧妙に弾圧された。大正五年、荷風、慶応義塾辞任。鴎外退官。藤村帰国。上田敏永眠。芥川、久米ら第四次「新思潮」創刊。十七歳の宮本百合子『貧しき人々の群』で登場。次代を担う多くの青年に敬愛された漱石、『明暗』掲載途中絶筆。漱石逝き、鴎外筆を断ち名実ともに明治は終焉。白樺派の大正文壇制覇前夜であった。全二十四巻完結。
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