間諜二葉亭四迷
西木正明
1994年4月30日
講談社
1,922円(税込)
小説・エッセイ
「ごくふつうの人が、実は間諜にいちばん向いているのですよ」1902年、若き小説家・二葉亭四迷は、明石元二郎少佐にロシアの内情調査を命じられ、ウラジオストックに潜入した。そこでは樺太から来たひとりの男が待っていた。ブロニスワフ・ピウスーツキ。ポーランド独立のためにロシア皇帝・アレクサンドル三世爆殺を計画し、流刑になったポーランド人だ。日露戦争前夜のウラジオストック、ハルビン、北京。歴史に翻弄される男と女を描く長編スパイ小説。
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