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かあちゃん
重松 清
2009年5月29日
講談社
1,760円(税込)
小説・エッセイ
「お母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」親友をいじめた。誰からも助けてもらえなかったあいつは、自殺を図り、学校を去った。残された僕たちは、それぞれの罪を背負い、罰を受けて、一人の年老いた「かあちゃん」に出会ったー。母が子どもに教えてくれたこと、子どもが母に伝えたかったことを描く、感動の最新長編。
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いじめとケジメ
おかあちゃんの強さ、そしていろんな母親像があった。 子供にとっての母親の存在をいろんな角度からみれた。 ●他者レビュー 小学生のときに交通事故で亡くなった父、そして遺された母と息子。母は父と同乗していた同僚の方の家族にけじめとして、笑わない、亡くなった人をいつも忘れないことを誓って生きていく、というお話から始まります。その母の厳しさに触れた遺族の孫が、いじめに関わったことで親友が自殺未遂をはかり、その責任から不登校になり、忘れないことが何より一番大切な贖罪であることに気づきます。そしていじめに関わった友人たちの意識を少しずつ変えていきます。いじめは身近な話題。いじめられないために、仲間はずれにならないために、友人を見限ってしまったことは、もしかしたら誰もが経験したことはあるのではないのでしょうか。
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