危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション

吉川 良三 / 畑村 洋太郎

2009年9月17日

講談社

1,540円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 科学・技術

日本企業復活のキーワードがここにある! 10年間で世界最大手の総合電気企業に躍り出た韓国サムスン電子。その躍進を中核で支えた元役員と失敗学の権威が、日本の製造業にいま欠けているものを指摘する。 サムスンから見えてきた日本企業の真の問題 10年間で世界最大手の総合電気企業に躍り出た韓国サムスン電子。その躍進を中核で支えた元役員と失敗学の権威が、日本の製造業にいま欠けているものを指摘する プロローグ サムスンの躍進と日本企業の自信喪失 第1章 李健熙会長の危機意識  人生を変えた一本の電話  なぜ大改革が必要だったのか  「質を重視した経営」へ転換  役員としてサムスンへ迎えられた経緯  「3PI運動」  他  畑村コメント トップの視点・トップがやらなくてはいけないこと 第2章 IMF危機  「IMF危機」とはどんな危機だったのか?  グループ会社を整理統合  「おまえはいらない」  厳しいコストカット  他  畑村コメント 自社の強みを知る 第3章 組織と人のイノベーション  「人の革新」がサムスンを変えた  人材開発に尽力  「地域専門家」の育成  相手の文化を知らずに物は売れない  粗悪品を持ち込んで技術情報をキャッチアップ  他  畑村コメント トップダウンとボトムアップ 第4章 プロセスのイノベーション  なぜプロセス・イノベーションが必要だったのか  「PDM」と「スーパーセット」  「デジタルものづくり」が後押し  「串焼き鳥方式」から「刺身方式」へ  「材料費削減運動」の成果  サムスン流のものづくり  他  畑村コメント 「デジタルものづくり」の意味 第5章 製品のイノベーション  オリジナル製品の開発  「ベンチマーク方式」と「リバースエンジニアリング」  「ジャパン・プロジェクト」  「日本追従型」から「新興市場」へ  「グローバル化」の意味  価格を決める二つの方法  「製品の質」は消費者が決める  「サムスン」という名前を売る  他  畑村コメント プロダクト・アウトとマーケット・イン 第6章 日本が生き残る道  トヨタはなぜ赤字になったのか  自動車をなかなか買い換えなくなった日本人  世界一安い、二〇万円の小型自動車が暗示する未来  新興市場の可能性  「表の競争力」と「裏の競争力」  サムスンの弱み、日本企業の強み  他

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