
政治の起源 上 人類以前からフランス革命まで
フランシス・フクヤマ / 会田 弘継
2013年11月6日
講談社
3,080円(税込)
人文・思想・社会
ベストセラー「歴史の終わり」から21年。 フランシス・フクヤマが最後の仕事に選んだテーマは、世界・全社会における「政治秩序の起源」だった。 アメリカはなぜ大国として今日の地位を築いたのか。 中東にはなぜ民主主義があれほど望まれながらも 根付かなかったのか。 中国は今後本当に世界大国化するのか。 ありとあらゆる国家の政治制度、歴史を論じながら、 国民国家の終焉とその後の世界を読み解く、 大著。原書(2巻本)をそれぞれ2冊ずつに分けて 合計4巻のシリーズとして出版予定。 (日本語版の序より) 本書『政治の起源』とその続巻は、政治制度発展と衰退の歴史的パターンを広範に扱う(略)。今日の政治にかかわる人々の多くは、歴史的文脈の視点を欠き、いま直面している問題が過去に起きた問題といかによく似ているかを理解していない。人類史を通じて、人の本性は変わっていない。「再世襲化」、すなわち支配階級が政治制度を私物化し自分の目的のために使おうとするような慣行は、中国の後漢時代や一七世紀フランスと同じように、現代でも普通に行われている。本書の日本での出版を通じて、日本の経験を世界の他のさまざまな社会の場合と引き比べるとともに、日本の諸制度の将来についての議論を活発化させる一助になってほしいと願っている。 第1部 国家以前 1 政治の必要性 2 自然状態 3 姻戚の暴政 4 部族社会における所有権、正義、戦争 5 リヴァイアサンの出現 第2部 国家建設 6 中国の部族主義 7 戦争と中国における国家の台頭 8 偉大な漢システム 9 政治秩序の崩壊と世襲制の政府の復活 10 インドの経験した回り道 11 ヴァルナとジャーティ 12 インドの政体の弱さ 13 奴隷制度とイスラム教徒の部族主義からの脱出 14 マムルークがイスラム教を守った 15 オスマン帝国の機能と衰退 16 家族関係の弱体化を招いたキリスト教 以下:第2巻へ続く
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