女神のタクト
塩田武士
2011年10月31日
講談社
1,650円(税込)
小説・エッセイ
どう見てもたよりない指揮者と、あまりに濃いメンバー。偶然、オルケストラ神戸に足を踏み入れた明菜だが、そこで封印していた「音楽」への思いを呼びさまされー。笑いがいつしか感動になる、猪突猛進・情熱物語。
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(無題)
女性ならではの繊細な感性で、日常の生活やその中で働く心のヒダを丁寧に描きだす。これこそが筆者の真骨頂と言えるのだろうが、それが読者の好みと合致するかどうかは、また別問題だ。作品の良し悪し以前に肌合いの違いがある。これは致し方のないところだと思う。つまり「上手いなぁ、ウワー、そうだったのか」といくら感心しても、僕の心に残るかといえば、それはないのである。例えば「君の降る日」でヒロイン・志保が経験するのは、恋人・降一の交通事故死であり、その後には事故を起こした車を運転していた五十嵐とのに恋愛感情が芽生える、こんなストーリーには単なる恋愛小説以上のドラマ性がある。ところが、ダイナミックに動くストーリーの割に平坦な印象しか残らないのである。それと「君が降る日」ってどう言うことなのかをずうっと考えてきたが、やはり分からないままである。 なお、本書には表題作のほかに『冬の動物園』と『野ばら』の二編が収録されている。ともに恋愛の一場面を切り取ったような小説である。
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