
官報複合体権力と一体化する新聞の大罪
牧野洋
2012年1月31日
講談社
1,760円(税込)
人文・思想・社会
「今すぐ新聞をやめなければあなたの財産と家族が危ない!」。政・官・業そして「報道」で形成する裏支配者たちの全貌。
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(無題)
エキサイティングな本にであたった。「官報複合体」。本書は具体的なエピソードや事例が豊富であり、地に足がついた議論が展開されている。説得力もある。類書が無いわけではないが、ボリュームも内容も間違いなく「力作」である。著者は元日本経済新聞の記者で、現在アメリカに在住してフリーのジャーナリストとして活躍している。本書の構想は、20年以上前に、著者がコロンビア大学のジャーナリスト養成のための大学院に留学中に受けた「衝撃」以来暖めてきたものだという。マスメディアの凋落が避けられないと思われる近未来、ジャーナリズムはどうなるか。そんな事を考えさせられる。結論から言えば、ジャーナリズムの重要性は増すだろう。何故なら情報量が飛躍的に増大するから、情報の取捨選択や情報の意味するものを読みといていくセクションの役割が高まっていく事は間違い無いからだ。クラブ制度に立脚した現在の新聞報道はネットにとって変わられる。新聞情報はコストが高い。年収一千万円の記者を何人も抱えなくても、政府発表資料をリライトしてネットに流す会社は間違いなく出現する。だから、今の日本のメディアのままでは、その役割を担う事はできない。
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