芳一

堀川アサコ

2012年11月16日

講談社

1,540円(税込)

小説・エッセイ

橘三位時世は、琵琶法師の芳一と、相撲人の桜太丸を連れ、京から鎌倉にきていた。芳一が足利義詮の前で琵琶を鳴らすと、虚空から「東勝寺」の亡霊が出た。霊が消えた次の瞬間、義詮が消えていたー。芳一は大殿を人質にとられ、三日以内に義詮を連れ戻すよう命じられる。あてもなく鎌倉の街を探る芳一は、元は武士だった煎じ物売りと出会う。新たなる才能が描く圧巻の歴史ミステリー。

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