花鏡

室町耽美抄

海道龍一朗

2015年10月1日

講談社

1,980円(税込)

小説・エッセイ

『闇鴉』/アニメでも有名な一休禅師の苛烈な生涯。後小松帝の落胤とも噂された一休は、わずか6歳で母と別れ安国寺に預けられる。噂のせいで上輩にいじめられるなどして騒動を起こし、安国寺を放下させられる。17歳で謙翁宗為という禅師に私淑し、求道に目覚めていく。だが、師父は老境に入り、入寂の時を迎える。絶食断水のまま座禅をつづける師父。思いもよらぬ入寂の姿に遭遇してしまった一休は、入水自殺を図る。だが、覚悟が足りずに生き残り、こんどは華叟大師のもとで修業をはじめる。修行をするうちに大師から「一休」の道号を授かり、さらに悟りを開くが印可状は辞退し、野に下るのだった……。表題作のほかに、能楽を大成した世阿弥を描く『風花』/能楽の本質に迫った金春禅竹を描く『花鏡』/わび茶の祖・村田珠光を描いた『侘茶』など、全部で中編4編を収録。

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