住友銀行秘史

國重 惇史

2016年10月6日

講談社

1,980円(税込)

ビジネス・経済・就職

戦後最大の経済事件「イトマン事件」。保身に走る上司とぶつかり、裏社会の勢力と闘ったのは、銀行を愛してやまないひとりのバンカーだった。すべてを綴った手帳を公開する!

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

帰省の共に用意して行った本を片道で読み終えてしまい困ったなと思って…念のため持って行ったKindleにこの作品を入れてあったことを思い出して読んでみました。 正直なところ作者と知り合いらしいお友達が薦めてたのでどうしようかと思ったのだけど… まぁ稀に見る与太。やたらと自己評価が高い作者。自分のことを「10年に一度の逸材」と平気で書くメンタリティがそもそも理解不能。そういう自分褒めがそこかしこに出て来て辟易する。周りがサラリーマンだらけの中、自分だけが正義を貫いた、と言いたいみたいなんだけど、そもそも一企業の中の話で正義もへったくれもないし、やってることは役員達の動向や噂をかき集めまくってマスコミや検察にリーク、挙句、怪文書をまく〜この怪文書がしっかり書けてるとお役人に褒められたんだそうだ(笑)〜ということでこれのどこが正義の戦いだという整理になるのか…。史書というものはだいたい自己正当化のために書かれるもので、その意味では正しい伝統に則ってるのかも知れない。同期の中で最初に取締役になった〜これ自慢らしくて三回出てくる(笑)〜自分がそれ以上になれなかったのは「乱世の英雄タイプだから」とか噴飯ものの箇所もあってその意味では面白いのかも知れない。最高学府まで出て一流とされる銀行で役員にまでなった人がこのレヴェルなの、と変な感心をしました。

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