童子切奇談

講談社X文庫

椹野道流

2001年3月5日

講談社

792円(税込)

ライトノベル

「え…えええええええええっ!」「ば、馬鹿なー」弥生三日の雛祭りー男所帯ながら、ちらし寿司などを愉しく食していた天本と敏生は、その夜、テレビのニュースに目をむいた。京都で、平安装束の謎の男が、刀で通行人を傷つけ、行方を晦ましたというのである。が、その男の顔はまぎれもなく、「たっ、龍村さん…!」-それが思いがけぬ事件の発端であった。

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