半身なる宿命のアモル

ゲルマーニア伝奇

講談社X文庫

榛名しおり

2003年5月31日

講談社

572円(税込)

ライトノベル

ローマに古の言い伝えがある。-神は人を男女同体につくった。その後、神の怒りに触れ男と女に引き裂いた。つまり人間は離れ離れになった自分の半身を捜さずにはいられない。それが宿命。それが恋。ユリウスの口から語られた伝説にメロヴェは思う。「私の半身も、ゲルマーニアのどこかにいるんだろうか」と。そして悩む。「私はクィントゥスにふさわしいのか」と。陰謀、復讐、裏切り。フランク族の統一はなるのか。

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