
天体衝突
ブルーバックス
松井 孝典
2014年4月18日
講談社
1,078円(税込)
科学・技術 / 新書
6550万年前、直径10〜15kmの小惑星が、地表に対して約30度で、南南東の方向から地球に衝突した。衝突速度は秒速約20kmと推定されている。衝突地点周辺では時速1000kmを超える爆風が吹き、衝突の瞬間に発生する蒸気雲は1万度を超えた。この衝突によって引き起こされた地震はマグニチュード11以上と推定され、300mに達する津波が起こった。巻き上げられた塵が太陽光を遮り、「衝突の冬」が始まった。 1万度を超える蒸気雲、マグニチュード11以上の地震、300mの津波、酸性雨、そして「衝突の冬」が恐竜を滅ぼした。 6550万年前、直径10〜15kmの小惑星が、地表に対して約30度で、南南東の方向から地球に衝突した。衝突速度は秒速約20kmと推定されている。衝突地点周辺では時速1000kmを超える暴風が吹き、衝突の瞬間に発生する蒸気雲は1万度を超えた。この衝撃によって引き起こされた地震はマグニチュード11以上と推定され、300mに達する津波が起こった。巻き上げられた塵が太陽光を遮り、「衝撃の冬」が始まった。 地球と生命。どちらも、日々起こる小さな変化の、長い間の積み重ねによって進化してきたと考えられてきた。これまでは、その方が「科学的」に思われたからだ。しかし、現実はまったく違っていた。 地球と生命は、「天体衝突」という突発的な大事件によって、劇的に変化してきたことが分かったのだ。 恐竜の絶滅も、地球が何度も経験してきた天体衝突による大絶滅の一つに過ぎない。 そして、今後も大きな天体衝突が、十分起こりうると考えられている。 もくじ まえがき 斉一説から激変説へ 第1章 2013・2・15 -- ロシアに落ちた隕石 第2章 地球を直撃する天体の衝突頻度 第3章 文明誕生以来記録に残る最大の天体衝突 --ツングースカ爆発 第4章 クレーターの科学 第5章 天体衝突と地球史 第6章 激変説と斉一説 第7章 恐竜を絶滅させた天体衝突 第9章 文明史における天体衝突
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