満蒙 日露中の「最前線」

講談社選書メチエ

麻田 雅文

2014年8月12日

講談社

2,035円(税込)

人文・思想・社会

二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決……。鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。 二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。 義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。 ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決……。 鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。 第一章 『坂の上の雲』の先へーー小村寿太郎とウィッテ 第二章 日露協約時代の「満蒙問題」--伊藤博文とココフツォフ 第三章 「北満洲」における大戦・革命・内戦ーー田中義一とホルヴァート 第四章 ソ連と奉天派の対決ーー張作霖、張学良親子とカラハン 第五章 満洲国という難問ーー昭和天皇、蒋介石とスターリン

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