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加賀恭一郎シリーズ第三弾
starstarstarstar 4.5 2018年08月25日
star
完読後に素直に思った事は『東野圭吾スゲー』でした。
私は本格的に読書を初めてまだ一年弱。
その間に『祈りの幕が下りる時』が発売されました。
『新参者』などのタイトルは知っていたが加賀恭一郎シリーズというのはその時に初めて知りました。
そして、どうせなら全作読破しようと思ったのが本作を読むきっかけでした。
全作に当然ながらコンセプトがあります。
①卒業→青春
②眠りの森→恋心
③悪意→過去
④どちらかが彼女を殺した→友情
⑤私が彼を殺した→感情
⑥嘘をもうひとつだけ→捜査
⑦赤い指→家族
⑧新参者→人情
⑨麒麟の翼→未来
⑩祈りの幕が下りる時→母性
本作は『過去』。
成る程。だから手記なのか。
しかし、そこまでの捻りもなく犯人逮捕・・・。
しかも、まだ半分くらいで。
ここからどう展開するのか。
やはり被害者の妻が真犯人なのか。
いや、違う。
真相解明。
したはずの加賀恭一郎自身が疑っている。
真相解明をひっくり返しての真の真相解明。
いや〜東野圭吾スゲ〜
と、声に出してしまいました 笑
第四弾の『どちらかが彼女を殺した』コンセプトは『友情』楽しみです。
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タイトルの悪意ってのはそういうことか
やっぱり東野圭吾はすごい。構成もなかなかないし、読み終わったあとだから言えますが、最初からミスリードさせる気満々ですよね。 それでしっかり騙されてんですから世話ないですけど。 前作のどちらかが彼女を殺したでも思いましたが、このシリーズはかなり斬新な試みをしているシリーズですね。とはいえ読みやすいし、先が気になってどんどん読み進めて、しっかり騙されるという… 今回は加賀恭一郎の過去も語られ、シリーズで読んでいる身としては加賀恭一郎の人物像にさらに深みが感じられるようになりました。 それとタイトルですね。最初はどういう意味合いだろうと感じながら読み進めていましたが、最後に納得。
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