13階段
講談社文庫
高野 和明
2004年8月15日
講談社
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。
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starstarstarstar 4.0 2021年08月15日
冤罪による死刑を止めるため、真犯人を探せ な推理小説。推理小説としての出来が格別な上、死刑制度・刑法の歴史・是非を問う社会派の作。 主人公である刑務官を通し、自分等の安寧とした生活の根底を支える、彼ら刑務官の苦悩を体感できる。なかなか、下手すると彼等が囲う受刑者よりも考えることのない、刑務官。しかし自分達大半の国民の代わりに手を汚し、苦しんでいることを考えると、頭が上がらない。読書する理由の1つは、このような違う人生の体感のためだと、しみじみ思う。 死刑制度そのものの必要は感じるが、人間が裁く以上、冤罪である可能性を完全に排除することは不可能だ。その上で、極刑をどう考えるべきか。
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緊迫感のある名作 後半のスピード感がよい、暗めの正統派ながら哲学・推理・サスペンス・格闘と要素盛りだくさん。
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