1973年のピンボール

講談社文庫

村上 春樹

2004年11月15日

講談社

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

さようなら、3フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との“僕”の日々。女の温もりに沈む“鼠”の渇き。やがて来る一つの季節の終りーデビュー作『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く三部作のうち、大いなる予感に満ちた第二弾。

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書店員レビュー(1)
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長江貴士

書店員

村上春樹「1973年のピンボール」

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0
2019年12月26日

みんなのレビュー (5)

Readeeユーザー

独特の世界観を楽しめた。

starstarstarstar 4.0 2024年03月17日

非常に描写が多く、情景を想像しきれない部分は多かった気がする。 それでも風変わりなキャラクターや意味深な掛け合いは、村上春樹の描く独特の世界観に特有のもので、いつのまにか本の世界に引き込まれた。 他の作家ではなかなか味わえない感覚であり、また著者の本を読みたいなと感じた。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年08月15日

“鼠”三部作第二弾。 〈僕〉は24歳になり友人とふたりで小さな会社を立ち上げ翻訳の仕事をしている。大学での彼女、直子は死に、今は双子と暮らす。2年前熱中したピンボール「スペースシップ」を思い出し探し求める。 〈鼠〉はひとりの女に溺れ生活が靄に包まれていく。ジェイズバーに通い、最後には街を出て行く決意を固める。 僕と鼠の接点はもうない。この2人が会話している場面が好きだったので残念。 「風の歌を聴け」の終わり頃から薄々感じてはいたけれど「1973年のピンボール」は退廃的な空気が色濃く漂ってひたすら暗い。僕も鼠も人生の指針を見失い自分の殻に引きこもる。現実と幻想の境目が次第に曖昧になっていく中でなんとかもがきそこから進もうとする。 次は「羊をめぐる冒険」か。もうちょっと明るい話がいいなあ。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.5 2019年03月22日

鼠三部作の2作目。 なぜか三部作の最後から読んでしまったので急いで2つ借りて読んだが、急ぐ必要がなかったように思う。 1作目、2作目と読んでみても、特別この順番で読む必要はない気がした。 というのも、2つを先に読まなければいけないことを最初に読んだ本がそれを要求していないからだ。 淡々とぼくと鼠とときどきジェイがいる日常を描いている。 正直、この小説をとおして何が言いたいのかよく分からないし、テーマというものが見えてこないが読んだあと何故か得した気分になる本だった。 こういう本は初めてだったので、読めてよかった。

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RinRin

聞き飽きたなら

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4.1 2019年02月08日

読んで、とにかく

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onnot228

(無題)

starstarstar
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3.8 2018年07月01日

青春3部作変な順番で読了。

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