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日暮らし(下)
講談社文庫
宮部みゆき
2008年11月30日
講談社
607円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「ねぇ叔父上、ここはひとつ、白紙に戻してみてはいかがでしょう」。元鉄瓶長屋差配人の久兵衛からもたらされた築地の大店。湊屋が長い間抱えてきた「ある事情」。葵を殺した本当の下手人は誰なのか。過去の嘘や隠し事のめくらましの中で、弓之助の推理が冴える。進化する“宮部ワールド”衝撃の結末へ。
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歌菜
優しさも厳しさも
弓之助の謎解きが冴え渡る巻。人の心に巣食う“鬼”を追い出す手法が見事だった。主人公の座を取られたように見えた井筒の旦那も最後にビシッと締めていて良かった。優しいだけじゃなく、厳しくするのもある種の“優しさ”なんだな、と思ったり
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