厭魅の如き憑くもの

講談社文庫

三津田 信三

2009年3月31日

講談社

1,210円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶」シリーズ第1長編。

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Readeeユーザー

ホラーとミステリーの融合がおもしろい!

starstarstarstar 4.0 2019年08月18日

私はホラーが苦手だけど、ミステリーでもあるこの本を読んでみたいという誘惑に負け、読みました。夜、一人で寝れるかなと心配しつつも、、、 しかし、実際読んでみると、内容にグイグイ引き込まれ、怖いというよりも続きが気になってページをめくる手が止まらない!という感じでした。 そして、多く語られる民族伝承・歴史・由来は魅力的なものが多く、厭魅などについてもっと知りたくなります。 また、刀城言耶さんの最後の推理は圧巻でした。二転三転する推理は贅沢だなぁと。 ホラーとミステリーがとても自然に融合されていて、どんどん引き込まれます。 あっと言う間に駆け抜けて、あのラスト。 やっぱりホラーなんだと、少しぞくりとします。

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