新装版 武田勝頼(三)空の巻
講談社文庫
新田 次郎
2009年9月15日
講談社
946円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
織田・徳川の連合軍を迎え撃つため勝頼は築城を決意する。しかし新府城が完成してまもなく、まったく予期せぬ木曾衆の謀叛が発覚、同時に織田軍が甲斐進攻を開始した。さらに御親類衆筆頭・穴山信君のまさかの裏切り。最強といわれた武田軍は、なぜろくな戦いもせずに内部から崩壊したのか。武田滅亡の完結編。
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mxa
(無題)
前作の武田信玄から通して、彼や上杉謙信みたいな一代カリスマは偉大だが脆い、父信玄の栄光と比べ悲惨すぎる勝頼、組織論のあり方も含めて見事なストーリーと思いました。正直ここまでボタンの掛け違いが起こるのかと疑問に思いながらも、現実にこんな地滑り的滅亡が歴史の中であったことに悲劇を感じました。
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