最後の命

講談社文庫

中村 文則

2010年7月15日

講談社

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

最後に会ってから七年。ある事件がきっかけで疎遠になっていた幼馴染みの冴木。彼から「お前に会っておきたい」と唐突に連絡が入った。しかしその直後、私の部屋で一人の女が死んでいるのが発見される。疑われる私。部屋から検出される指紋。それは「指名手配中の容疑者」である。冴木のものだと告げられー。

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Readeeユーザー

同じ傷を持つ二人の幼馴染

starstarstarstar 4.0 2019年04月27日

幼いこころに同じハプニングでトラウマを生む親友二人。消し去ることのできない衝撃は、思春期に、学生時代に、大人に成長しても二人のこころを締め付ける。悩み、衝動、悔やみ、罰…。負を背負うことは同じでも行動は全く違う二人。負を追い払うよりも同化し慣れていくことで行きていくことができた二人…負の描写をさせたらピカイチですな。もう完全に中村文則ファンです。

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