
プリズン・トリック
講談社文庫
遠藤 武文
2012年1月31日
講談社
733円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
序章 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章 終章 跋
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トリックのミルフィーユ
プリズントリックはある刑務所内で起こる殺人のお話。トリックシアターは大学のサークルのメンバーがなぜか3月21日に年数をあけて自殺もしくは事故もしくは殺人で死ぬというお話。 題名にトリックと入っているように、この作者さんは巧妙なトリックとを描かれてます。ただのトリックではない二段三段と一段のトリックでも難しいのに更に追加で鉄壁のトリックを用意されます。 プリズントリックでは武田管理官、トリックシアターでは武田の同期の安警視正が謎解きます。 武田管理官は警察を代表するような真面目な人物、ソレに競べたら、安警視正は元公安、何かやらかしたのか都市伝説などを扱うという名目の一人だけの部署に飛ばされ、毎日水と太陽で走る車のエンジンを開発している超変わり者です。いつも油まみれのツナギを着ているが、いざ不可解な捜査を持ち込まれるとピンクのスーツやらブルーのスーツやイエローのスーツを着て張り切る派手変わり者。武田管理官よりも頭が切れ、アウトローの部署に所属しながらも独自捜査を認められています。 読んでいてどうしてもトリックの解き目が見つからず、自体の内容が理解できた頃に第三者が事件に絡んできたりと、難航するばかりで、トリックを解明しようにもできなかった。映画の撮影トリックは使いまわしの古いタイプだったのでわかったけれど。たいていの本のトリックはどこかの小説で使われたようなものやそれを応用したものが多いが、これには参った!!!読み終えて‥きちんと読めば伏線もちゃんとあるのでわかるはずなんですが、入り組んでて私は降参!!!でした(笑)安警視正のキャラにも翻弄されたかも(笑) 2作とも面白いけれども、2作目のほうが一作目よりパワーアップしてます。続き物ではないので、どちらから読んでも大丈夫な作品でした。トリック好きな方、自分で謎を主人公よりも先に読み解くのが好きな方、オススメです。
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