![](https://tshop.r10s.jp/book/cabinet/6660/9784062776660.jpg)
贖罪の奏鳴曲
講談社文庫
中山 七里
2013年11月16日
講談社
836円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。驚愕の逆転法廷劇!
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(90)
starstarstarstarstar
読みたい
59
未読
56
読書中
4
既読
548
未指定
330
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (10)
参考になった順
新しい順
途中
starstarstarstar 4.2 2024年02月02日
star
いきなり弁護士が死体遺棄する場面から始まる。序盤はこの弁護士の紹介とも言えるか。弁護士界のブラックジャックとも思われる高額の報酬。手段を選ばない策略。そして過去のおぞましい事件。ちょっと昔悪かった程度では済まない経歴に度肝を抜かれる。この弁護士でシリーズ作品となるのだろうが大丈夫なのだろうか?いや、普通は大丈夫なはずもない。しかも当時中学生時の取り調べの回想シーンでは殺したいから殺したに決まってるだろう、殺したくないのに殺すわけないだろう、とか言ってる。
犯した罪が異常過ぎて医療少年院に収容される。いろいろなトラブルが回想され、驚いたことに少しいい子になっている。考え方も普通。そんなことがあるのだろうか?幼児バラバラ殺人だぞ、と思ってしまう。
現実の世界に戻ると困難な裁判で逆転無罪を勝ち取る。聡明すぎて真犯人まで突き止め、その恐ろしい犯罪に化物と述べているが、読者からしてみたら化け物なのはどっちもどっち。
結局現実の事件もどんでん返しの上解決に向かうが、障害者の息子共々家庭は崩壊で後味はあまり良くない。意外といい人感の出て来た御子柴も刺されて重症。死体遺棄も有耶無耶なまま終了。
現実の活躍と壮絶過ぎる過去。読みどころが満載すぎて現実感はなくなるが、次作も楽しみ。
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
いいね0件
登録しました。
close
![readee logo image](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/readee-app-front-assets/assets/images/web/logo/lg_readee.png)
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
![](https://d.line-scdn.net/r/web/social-plugin/img/common/line_60.png)
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
KR
(無題)
御子柴礼司シリーズ
全部を表示
いいね0件