小暮写眞館(下)

講談社文庫

宮部 みゆき

2013年10月17日

講談社

990円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

ーー今だから、言えるんだ。 ふたをしてきた家族の過去。それに向き合う時がくる。 人の想いは思いもかけない場所に現れることがある。たとえば写真とか。英一の小学生の弟、光(ピカ)の様子がおかしい。友人のテンコによれば、彼は写眞館の元主(もとあるじ)、小暮さんの幽霊に会いたいのだという。そして垣本順子、英一と家族、各々が封印してきた過去が明らかになる。読書の喜びがここにある。感動の結末へ。

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みんなのレビュー (1)

ケムケム

ずっとそこに止まっていたい宮部ワールド!

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4.5 2024年09月10日

 色々あって上巻読了から時間が経ってしまい、やっと読了。  宮部みゆきの作品は、人を幸せにする。読んでいる人に、この本の中にずっと止まっていたいと思わせる何かがあるのだ。  みんなに愛される弟のピカちゃんにも闇があり、主人公の英一も恋をし、彼らの周辺の友人にもそれぞれ成長していく。  ピカちゃんが妹の死をどう思っていたのか、子供の心理描写や苦しみを吐露する場面の描写は素晴らしかった。  読み応えがあり、素晴らしい読了感だ。

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