パラドックス13

東野圭吾で殺人ミステリーでない作品は初めて読んだが、非常に面白かった。もしも我々にもパラレルワールドがあったらと考えてしまう後味。

こんな事が起こるのかと初めはあまり小説に入り込むことができませんでしたが、進むに連れて夢中になりました。 登場人物が多くて読み始めはついていけるか不安でしたが、中盤からは各登場人物の性格を理解し、「この人は賛成しなさそう」「この人だったら諦めそう」などキャラクターになりきってストーリーを読み進められるのがとても楽しかったです。 またもし私がこんな世界にいたらどうする？と自問自答しながら読めるのも面白かったです。

2015-09-05

最後まで絶望のなか読み進めていくなかで、登場人物ひとりひとり嫌いになったり好きになったり、自分だったらとしばらくじっと考えてしまったり。私は誠哉ほど未来を考え続けられないな。

感想

これは面白い！！！ 映像化は大変だろうけど、してほしいと思ってしまう。 生き残りをかけた壮絶な毎日。たった1秒、いやコンマ単位の誤差で生死は分かれる。 結末はこうなったかーと最後まで予想できない東野ワールドです。

崩れゆく東京の街を主人公たちが必死に生き延びようとする様に感動しました。