飛ぶ教室

21世紀版・少年少女世界文学館

エーリッヒ・ケストナー / 山口 四郎

2011年1月18日

講談社

2,200円(税込)

絵本・児童書・図鑑

学校の寄宿舎に暮らす生徒たちの正義と友情の物語 「彼らがおとなしいのは、ひとさわぎあった証拠だぞ。」少年たちの集団生活に、小さな事件はつきもの。 冒険、正義、愛情、涙と笑いーー世界の名作にドキドキ、ワクワク これは血も涙もある温かい物語です。そしておもしろさとユーモアのうちに、友情と正義と勇気のたいせつさを身にしみて教えてくれます。それもいかにもこの作者らしく、押しつけがましい形ではなしにです。なぜって、この作者はなにも道徳の先生ではないからです。ですから正義とはいっても、彼はただ、人間として卑しいことをするな、恥を知る人間であれ、といっているのです。ともあれ、これは少年文学の傑作であり、少年たちの理想主義に訴えるものを多分にもった作品です。 世界中で少年少女に愛されている文学作品は、21世紀の日本の子どもたちに、国際人として欠かせない教養をもたらします。楽しく読みながら世界各国の歴史や文化も学べる、興奮と感動の「世界文学全集」の決定版です。 <目次より> 第1章  校舎の壁を、窓から窓へわたる生徒  ダンスをならう少年たち  ものすごくおこるクラス一番の生徒  大きな白いつけひげ  『飛ぶ教室』の冒険について  詩もある舞台げいこと、思いがけぬけいこの中止 第2章  禁煙さんについてのくわしい話  書き取りのまちがい三つ  ウリーが弱虫病をおそれること  客車の中の作戦会議  フリドリンを斥候に出すこと  クロイツカムが襲撃されたわけと、五人のマラソン (抜粋)

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