
量子力学の哲学ーー非実在性・非局所性・粒子と波の二重性
講談社現代新書
森田 邦久
2011年9月16日
講談社
946円(税込)
科学・技術 / 新書
世界の描き方はひとつではない!? 知的刺激にあふれる科学哲学の入門書が登場。 私たちや私たちの身の回りの世界をつくっている、目に見えないようなミクロなものの世界について記述するのが量子力学。ところがこの理論の示す「真の姿」を理解するのはとても困難です。アルベルト・アインシュタインも量子力学のある側面を受けいれられず「私たちが見ていないときには月が存在しないというのか」と語ったといわれています。本書では、量子力学の示す不思議な世界について解説し、これまで提案されてきたコペンハーゲン解釈、多世界解釈、逆向き因果などの様々な哲学的論議をわかりやすく紹介しています。 第一章 量子力学は完全なのかーー量子力学のなにが不思議なのか1 第二章 粒子でもあり波でもある?--量子力学のなにが不思議なのか2 第三章 不可思議な収縮の謎を解け 第四章 粒子も波もある 第五章 世界がたくさん 第六章 他にもいろいろな解釈がある 第七章 過去と未来を平等に考えてみる
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長江貴士
書店員