弱者の居場所がない社会ーー貧困・格差と社会的包摂
講談社現代新書
阿部 彩
2011年12月16日
講談社
968円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
これらの「小さな社会」は、人が他者とつながり、お互いの存在価値を認め、そこにいるのが当然であると認められた場所である。これが「包摂されること」であり、社会に包摂されることは、衣食住やその他もろもろの生活水準の保障のためだけに大切なのではなく、包摂されること自体が人間にとって非常に重要となる。「つながり」「役割」「居場所」から考える貧困問題の新しい入門書。
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Mizu
(無題)
ホームレスなどの絶対的貧困と違い見えにくい相対的貧困とは、どの様な生活であるか、基準は何であるか知れた。 また貧困者に対し生活保護により最低限の生活ができる様にすることで終わりにせず、「自律的な存在者たり得るものとして尊敬」し「居場所」を作っていくことが何よりも大切であると思った。貧困について考えが深まった。
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