ナチスの財宝

講談社現代新書

篠田 航一

2015年5月20日

講談社

880円(税込)

ホビー・スポーツ・美術 / 新書

美術館建設の野望を抱いていたヒトラーが、各地で略奪した美術品60万点のうち、現在も未発見のナチス財宝は10万点を数える。今なおトレジャー・ハンターたちを惹きつけてやまない有名な「琥珀の間」など「消えた宝」のゆくえを追う、ベルリン特派員(執筆当時)の毎日新聞記者によるルポルタージュ。ナチスと東ドイツの「亡霊」が浮かび上がってくる、教科書や歴史書には載っていないドイツ史がここにーー。(講談社現代新書) ヒトラーが強奪した「消えた宝」を追え! 略奪美術品から読み解くナチスと戦後ドイツの裏歴史。 美術館建設の野望を抱いていたヒトラーが、各地で略奪した美術品60万点のうち、現在も未発見のナチス財宝は10万点を数える。 今なおトレジャー・ハンターたちを惹きつけてやまない有名な「琥珀の間」や、悲劇の将軍・ロンメルの財宝など「消えた宝」のゆくえを追う、ベルリン特派員(執筆当時)の毎日新聞記者によるルポルタージュ。 ナチスと東ドイツの「亡霊」が浮かび上がってくる、教科書や歴史書には載っていないドイツ史がここにーー。 <本書の内容> 第一章 「琥珀の間」を追え 捜査線上に浮かんだ絵/まさかの「実物」/KGBと東ドイツ秘密警察/西ドイツ人ハンターの「自殺」/知りすぎた男/相次ぐ謎の死 他 第二章 消えた「コッホ・コレクション」 エリツィンの笑み/捕虜による過酷な強制労働/ナチスの通信センター「アムト10」/搬入先を示す暗号/ドイツとロシアの「愛憎」 他 第三章 ナチス残党と「闇の組織」 スターリンの「ヒトラー生存説」/遺骨が語る真相/ナチス戦犯の追跡/虐殺者が滞在した「隠れ里」/今なお潜伏する戦犯たち 他 第四章 ロンメル将軍の秘宝 今も敬愛される将軍の戦利品/成功するトレジャー・ハンターの資質/略奪を指揮した「殺人狂」/凶暴なマフィアの影/ヒトラーとの決裂 他 第五章 ヒトラー、美術館建設の野望 『ゴールドフィンガー』の金塊伝説/生き証人が見た光景/引き上げられた「ナチスの偽札」/財宝の「疎開」/フェルメールに執着したヒトラー 他 プロローグ 第一章 「琥珀の間」を追え 第二章 消えた「コッホ・コレクション」 第三章 ナチス残党と「闇の組織」 第四章 ロンメル将軍の秘宝 第五章 ヒトラー、美術館建設の野望 エピローグ 参考文献

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古今東西の本棚

(無題)

star 1.0 2022年05月14日

タイトルに騙されますが、ナチスの財宝の部分はほとんどありません。しかも、内容がとっても薄い。 2022年のニュースでポーランドの建物からナチスが隠した金塊が出てきたらしいですが、本書を手に取るくらいなら別の本を読んだ方が良いと思います。

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Readeeユーザー

万国共通のロマン

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3.2 2019年11月18日

様々な噂のナチスの財宝を検証。この手の話は怪しげな、トンデモ的な内容のものが多いがメジャーな新聞の記者の取材なのであまりトンデモ的な内容はなく比較的客観的な取材内容になっている。ヒトラー及びその幹部の芸術品に対する執着は有名な話なので同様の噂と比較すると比較的真偽にリアリティがある。またナチスの残党が戦後残存してたのは事実なので、その逃走資金の原資になっていたという話は説得力がある。

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