凡庸な芸術家の肖像 下 マクシム・デュ・カン論

講談社文芸文庫

蓮實 重彦

2015年6月11日

講談社

2,420円(税込)

文庫

19世紀半ばから後半にかけて活躍し、アカデミー入会を果たしたフランスの作家マクシム・デュ・カン。現在では「フロベールの才能を欠いた友人」としてのみ知られる謎多き人物の足跡を丹念にたどり、フランス第二帝政期が残した歴史的、文化的痕跡を追う本書は、大作『「ボヴァリー夫人」論』とともに、21世紀のいまこそ読まれるべき書物である。 『凡庸な芸術家の肖像』第二部(承前) XIV 素朴な政治主義者 XV 回想記作者の悲劇 XVI 犠牲者の言説 XVII 魔女とテロル XVIII 性と権力 XIX いま一つの『狂気の歴史』 XX 密告者の誕生 『凡庸な芸術家の肖像』第三部 I 母と革命 II 臆病な話者は何を恐れるか III 四輪馬車と鉄鎖 IV 足の悲劇 V 旅行靴と風見鶏 VI 帝国の狩猟地にて VII 皇妃と人道主義 VIII カルタゴと晩餐会 IX 香具師と逸脱 X 図書館と劇場 XI 大衆化という名の事件 XII 通俗小説の時代 XIII ミイラと特権 XIV 警視総監との友情 XV 犠牲者の言説 XVI 打たれなかった弔電 XVII 葬儀のあとで XVIII 凡庸な嫉妬の物語 XIX 敵意を誘発する装置 XX 黄昏──夕暮どきの言葉 『凡庸な芸術家の肖像』への終章 あとがき 解説  工藤庸子 年譜 下巻への註 書誌

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