
童謡・唱歌の世界
講談社学術文庫
金田一 春彦
2015年1月10日
講談社
1,056円(税込)
エンタメ・ゲーム / 文庫
覚えやすく歌いやすいが、堅苦しさのある「唱歌」。当代一流の詩人と作曲家が子どもたちのために競作した、世界に誇るべき文化財「童謡」。対立しつつも共存していた唱歌と童謡の魅力とは。大正から昭和初期のラジオ番組「子どもの時間」では、どんな歌が流れていたかを分析し、その頃に子ども時代を過ごした人々の愛唱歌をアンケート調査するなど、その歴史と人間模様をまじえて、日本の音楽文化と言語文化を再発見する。 愛唱歌をもつ人は、幸せな人である。子どもの時の愛唱歌は、それを歌う人を子どもの頃に立ち返らせ、それはあすへの活力のもとにもなるーー。「内心は作曲家になりたかった」という国語学者が、自らも親しんできた「童謡」と「唱歌」の魅力を論じる。 大正から昭和初期のラジオ番組「子どもの時間」では、どんな歌が流れていたかを分析し、その頃に子ども時代を過ごした人々は、どんな歌を愛唱したかをアンケート調査するなど、「唱歌」と「童謡」が対立しつつも共存していた時代の「歌の世界」を、その歴史と人間模様をまじえて、著者独特の平易な筆致で描き出す。 覚えやすく歌いやすいが、堅苦しさのある「唱歌」。当代一流の詩人と作曲家が子どもたちのために競作した、世界に誇るべき文化財「童謡」。その数々を口ずさみながら読み進むうちに、日本の音楽文化と言語文化を再発見する一冊。 1978年に主婦の友社より刊行され、1995年に教育出版より再刊された同名書籍の文庫化。 序にかえてー私と歌との出逢い 第一章 愛唱歌ー愛唱歌をもつ人は幸せである あの頃の子どもの歌/あなたは子どもの時何を歌ったか 第二章 唱歌ーこの日本的なもの 唱歌の意義/私の選ぶ唱歌ベスト12/文部省唱歌の作者は誰か 第三章 童謡ー世界に誇る文化財 童謡とは/童謡の美しさ 第四章 童謡の歌詞ーわらべうたから童謡へ わらべうたの言葉/雨情の詩二篇 第五章 童謡の曲ー童謡文化を築いた三大家 本居長世の曲の魅力/中山晋平の曲の秘密/側面から見た山田耕筰 付録 子守唄私論
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