日本人のための英語学習法
講談社学術文庫
松井 力也
2015年3月11日
講談社
814円(税込)
語学・学習参考書 / 文庫
英語を理解するということは、単に単語を覚えればいいのではなく、英語ネイティブたちの頭の中にある、英語によって切り取られた世界の成り立ち、そのイメージを捉える必要がある。他言語に比べても、英語の世界観と日本語の世界観の間には、乖離がある。本書では英語の世界観、英語ネイティブの思考方法について考え、その先で、英文法の原理を探り、動詞、名詞、前置詞などの根本的な役割について、とことん平易に説明する。 まえがき 第1章 英語と日本語は相性が悪い 第2章 名詞・代名詞がわからない 第3章 動詞がわからない 第4章 前置詞がわからない あとがき
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(無題)
『日本人のための英語学習法』というタイトルであるが、単に英語を効率的に学習するための方法論に紙巾を割いた、いわゆる"英語ハウツー本"ではない。英語を身につける上で障害となるのは、方法論だとか以前に言語そのものに対する認識に誤りがあるからだということに気づかせてくれる。そして、言語に対する探究心を唆られるという効能がある有用な本である。 特に、社会人になってから、学生時代叶わなかった英語の習得という後悔が、深夜の夜食によって摂取した欲望がじわじわ体脂肪に変換される恐怖のように迫ってきたら、とりあえず最初に開く本としてオススメできると思う。ひたすら英文を解説していくストイックな参考書ではなく、普段文庫本を読むような感じで流し読みできるので、その分精神的なハードルは低いだろう。しかし、内容は読み応えがあり、むしろ大学を出た社会人だからこそ興味を持てる内容ではないかと思った。なにより、英語以外の他言語の習得においても、また個人間の相互理解という現代のコミュニケーション上の課題に対しても示唆を与えてくれるという、非常に深掘りできる内容である。
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