ブラックボックス(上)

講談社文庫

マイクル・コナリー / 古沢 嘉通

2017年5月16日

講談社

946円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

当代最高のハードボイルド作品と言われるハリー・ボッシュ・シリーズ!すべての事件には解決につながる「ブラックボックス」があるという、ハリー・ボッシュの信念を象徴しているかのような記念碑的作品。1992年のロドニー・キング殴打事件にはじまったロサンジェルス暴動。ロス市警ハリウッド署殺人課のボッシュ刑事は、相棒のエドガーとともに、市内警邏の応援に駆りだされていた…。因縁の未解決事件に再び迫る。 当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊!すべての事件には解決につながる「ブラックボックス」があるという、ハリー・ボッシュの信念を象徴しているかのような記念碑的作品。因縁の未解決事件に再び迫ります。 1992年のロドニー・キング殴打事件にはじまったロサンジェルス暴動。ロス市警ハリウッド署殺人課のボッシュ刑事は、相棒のエドガーとともに、市内警邏の応援に駆りだされていた。  そこでひとりの外国人白人女性の射殺死体が見つかったという報告を受ける。被害者はデンマーク国籍のフリーカメラマン兼ジャーナリスト、アンネケ・イエスペルセン。暴動取材にやってきて、強盗被害にあったものと思われていたが、犯人は見つからなかった。いわば、ボッシュにとって、最初の未解決事件になり、永年心に残っていた。  2012年、未解決事件班で、ロス暴動20周年にあたり、当時の未解決事件を集中して再捜査することになり、ボッシュはイエスペルセンの事件を担当する。 白雪姫 一九九二年 第一部 銃の散歩 二〇一二年

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

自分の中では警察官を主人公にした三大ミステリシリーズのうちの一つ。ちなみに後の二つはランキンのリーバス警部とウィングフィールドのフロスト警部。コナリーのこのボッシュのシリーズが最初に出た時は衝撃的でしばらく出るやいなや買ってたんだけどだんだん自己模倣というかマンネリというかでダメになってきて…これもどうかなと思ったんだけどかなり持ち直してる。やっぱりイヤミな管理志向の上司とかいたほうがボッシュのキャラも活きていい感じになるのでは。 本作はロス暴動の折に初動捜査を担当したけども混乱の最中で中途半端で放り出した外国人ジャーナリストの殺害事件を未解決事件班の刑事としてボッシュが再び洗い直す、というもの。 最後のカタのつけかたが凄くバタバタしてるのとご都合主義的なのには眼をつぶるとして、全体的にはかなりいい感じの仕上がり。 やはりこの作家は力ある。次作も楽しみです。

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