大正=歴史の踊り場とは何か 現代の起点を探る
講談社選書メチエ
鷲田 清一 / 佐々木 幹郎 / 山室 信一 / 渡辺 裕
2018年5月10日
講談社
1,870円(税込)
人文・思想・社会
一九一〇年代〜一九二〇年代に現れた大きな転換期。「大正」という元号と重なるように日本・世界が動き出した。第一次世界大戦と大恐慌によって世界の各地域が同期化し、それに巻き込まれつつ日本では、関東大震災が「足下」を崩壊させる。明治に始まった近代化は、この大正期にその質と方向を変え、いろいろな可能性を孕みながら現代への起点となったのではないか。時代の言葉に着目、社会や暮らしの原型と未発の可能性を読む。
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