すぐ死ぬんだから

内館 牧子

2018年8月23日

講談社

1,705円(税込)

小説・エッセイ

78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。 年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。 雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。 人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。 『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!

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3.5 2019年07月18日

途中からの展開に驚いた。シニア世代になっても問題は沢山ある。人生経験の豊富な高齢であるからこそ淡々と問題を解決しており、勢いよく読めました。

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applecherry1981

痛快

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4.7 2023年06月28日

良い結婚してない私には想像つかない仲の良さ、信頼度の夫婦。 でもこういうことは起こる。 好きになって相思相愛なら、起こってしまうのだ。 そしたらこういう風に生きるのは見ていて痛快である。 子供や孫達のなんと愛らしいこと。 内舘さんのユーモアセンスは鋭くタイムリーでこの世代より遥かに若い私にもピキピキ通じる。

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