最高の任務
乗代 雄介
2020年1月11日
講談社
1,705円(税込)
小説・エッセイ
「生き方の問題」僕は、2歳年上の従姉に長い手紙を送る。幼い頃からの思慕と、1年前の久しぶりの再会について…。「最高の責任」大学の卒業式を前にした私はあるきっかけで、小学生の頃、いまは亡き叔母にもらって書き始めた日記帳をひもとく。日記を通して語られていく、叔母との記憶。野間文芸新人賞受賞の気鋭による傑作青春小説集。
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(無題)
真夜中の読書会(ポッドキャスト)で紹介されてた本。 むむ。むずい。 何年か経ってからもう一回読みたい感じだな…文が驚くほど頭に入ってこない。単語の意味はわかるのに並べ方が斬新すぎる、、 乗代雄介さん、最近芥川賞ノミネートされてたけどそれも難しいのかな〜 二編収録。どちらも作中の人物がかいた(という設定の)文章。(最高の任務、は地の文もある) ◯生き方の問題 いとこ(貴子)が小さい頃からずっと好きな男の話。まあ結ばれないんだけど、両想いなんだよね。 これ、ずーっと「たかこ」だと思ってたんだけど、最後のほうに『きっちゃん』って呼ばれてる回想あったから『きこ』なのかな?? 山登りしてて途中で一線を超えそうになるんだけど。めちゃえろい。文章読みにくいのにえろい。むしろ引き立っている… この貴子、中学くらい?に売れないアイドルをやってて、主人公はそのちょっとエッチなDVDを本人からもらって何度も繰り返しみてるんだけど、なんというか、超絶美人よりちょっとブスのほうが欲情するみたいなことあるじゃん??よくわかんないけど、そういうえろさがすごい。電車の中で読んでて悪いことしてる気分になった。 ◯最高の任務 主人公の大学の卒業式に、母と父と弟がついてくる。それだけでなく、卒業式後に急に電車に乗って群馬にいく。目的はーー?と悩む現在の時間軸と、癌でなくなった叔母、ゆき江ちゃんとの思い出(日記)の過去の話が同時に綴られる。 最後泣けるとこなんだろうか。ちょっとうまくいきすぎでは…と少し思ってしまった。 本人がほぼ出てこないのに、ゆき江ちゃんの聡明さがたっぷり感じられるところは良い。
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