落ちこぼれ剣士、追放されたので魔術師に転向する 〜剣士のときはゴミスキルだった『絶対記憶』は魔術師にとっては神スキルでした〜

佐藤 謙羊 / 夕子

2023年3月2日

講談社

1,540円(税込)

小説・エッセイ

「記憶力など、剣を振るうのになんの役に立つ! 出ていけ、この無能め!」 剣術と魔術が反目しあう世界。 デュランダルは世界でも有数の剣士の一族に生まれる。 しかし、デュランダルが持って生まれたスキルは『絶対記憶』。 一度見聞きしたものは忘れないというものだったが、力がすべての剣術では役立たずだった。 そのためデュランダルは一族でも最弱、弱肉強食の一族では家事を押しつけられ、外の犬小屋で寝かされ、妹からはからかわれていた。 しかしある日、デュランダルは魔術の入門書を拾い、魔術の楽しさを知る。 家族に隠れて魔術の勉強をしていたのだが、父親に見つかり追放を言い渡されてしまう。 着の身着のままであてもない旅に出るデュランダル。 旅先で魔術の盛んな街にたどり着き、そこで『氷菓姫』と呼ばれるアイスクリンを盗賊の手から助け出す。 アイスクリンが得意とする氷結魔術を、デュランダルは即興でマネしてみせた。 そう、『絶対記憶』のスキルは魔術との相性が抜群。 いちど見た魔術を再現することなどたやすいことだった。 しかもデュランダルは規格外の才能を発揮し、氷菓姫を上回る氷結魔術を放ってしまう。 魔術の楽しさを再認識したデュランは『王立高等魔術学院』に入学。 ライバルたちと魔術を競い、切磋琢磨……するはずだったのだが、デュランダルの魔術は他の追随を許さなかった。 デュランダルはオリジナルの魔術を編みだすようになり、ますます魔術を極め、ついには世界最高の魔術師の座へと登りつめていく。

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