姫神さまに願いを(遠国散る恋華 後編)
コバルト文庫
藤原真莉
2003年1月31日
集英社
565円(税込)
ライトノベル
雪の夜、決別の言葉を告げ、テンは消えた。常人の身に戻ったカイは長尾景虎の下で想いを馳せる。平将門、安倍保名と星神摩多羅との奇し縁。そして自らにまつわる血筋の謎。一方、テンは甲斐国の楼閣に、親皇将門の地気と史跡を穢す男によって幽閉されていた。姫神を己が伴侶に迎えるため、摩多羅さえ呪詛する、その男の名は、武田信玄。すべては戦国乱世を治めんとする彼の野望であった。
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