あさぎ色の風

コバルト文庫

藤堂夏央

2003年10月31日

集英社

460円(税込)

ライトノベル

文久二年。江戸城の坂下門外で、老中の安藤信正が水戸の浪士たちに襲われ、負傷した。異国の船が姿を見せるようになって以来、国中が騒然としている。攘夷論、開国論、尊皇倒幕論、尊皇佐幕論、公武合体論。それらのさまざまな思想が、結びつき、あるいは対立しあって、複雑な状況になっていた。この頃、これから世に名を馳せる沖田総司・土方歳三は、江戸市ケ谷の天然理心流・試衛館にいた。

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