雛翔記 天上の花、雲下の鳥

集英社オレンジ文庫

我鳥 彩子 / 禅之助

2019年11月20日

集英社

671円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

神庭の裔が暮らす花の郷の少女・日奈は、鉄をつくり世に金気の穢れを撒き散らす黒金の大王のもとへ、輿入れすることを命じられた。 花の郷の王・異花王の妹の身代わりとしての輿入れ。 しかもそれは、裏で大王毒殺の密命を帯びたものだった。 霊力によって高い身体能力を持つ日奈だが、花の郷の外に出れば金気に蝕まれ力を発揮できなくなってしまう。 それでも異花王の命を受け、輿入れのため川で身を清めていると、川彦と名乗る怪しい男が声をかけてきた。 日奈が王の命令で輿入れすると聞いた川彦は、なぜ自分の意思のない結婚などするのだと問い詰め、それ以降たびたび日奈の前に現れるようになるのだが……? まだ神の世と人の世が未分明だった世界を舞台にした、壮大な古代和風ファンタジー!

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