
花は愛しき死者たちのために 罪人のメルヘン
集英社オレンジ文庫
柳井 はづき / 香魚子
2023年1月20日
集英社
682円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
早くに夫を亡くしたあとも、ひとり仕立屋を営むレーネ。 ある日、黒装束の男が現れ、「ドレスを一着頼みたい」という。 店に運ばれてきたのはなぜか腐敗しないという美しい少女の「遺体」だった。 初めは気味悪く思っていた彼女だが、採寸のために彼女に触れるうち、 次第に不思議な安心感が湧き上がってくる。 「こんな子が、私たちの娘だったら良かった」と思うと愛しさは増してゆき、 亡き夫との間に授かった子供であるかのように接するようになる。 いつも物憂げな表情をしていた彼女は、日増しに明るさを取り戻していく。 だが実は、亡き夫に対し、レーネは大きな秘密を抱えていたのだーー。 ある伯爵に拾われ、川のそばの土地管理人として雇われた「男」。 しかし、「男」は伯爵たちが廃墟の中でどんな“遊び”に興じているか知ってしまった。 その“遊び”の中心には硝子の棺があることもーー。 棺の中身が欲しくなった「男」は………。 決して腐敗しない、死せる美少女エリス。 彼女が何者で、いつからこの姿なのか、知る者は誰もいない。 目を開けることも、しゃべることもない彼女がもたらすのは、破滅か、祝福かーーー。 ダークメルヘンの世界へ、ようこそ。
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