アート鑑賞、超入門!

7つの視点

集英社新書

藤田令伊

2015年1月16日

集英社

880円(税込)

ホビー・スポーツ・美術 / 新書

日本は世界でも有数の美術館への入場者数を誇る国だが、訪れた人々の「鑑賞」実態は、無意識のうちに世評に導かれていて、自分自身の目でアートに向き合っているとは言いがたいのではないだろうか。本書は、アートを「見る」ことに焦点を当て、7つのポイントから芸術作品へのアプローチを説き明かす。モネ、ミレー、ベラスケス、歌川国芳といった歴史上の画家から、スゥ・ドーホ、アントニー・ゴームリーといった現代作家の作品までを幅広く取り上げながら、実践的なアート鑑賞術を提示する。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2021年06月10日

時間をかけて見ると、気づけなかったことに気づける、見えなかったものが見える 実物を数多く見る 日本は全体主義で異論を言いにくい 正しく見るより、まず主体的に見る 自由に見る 「間違い」を気にしない 面白ければ間違ってもいい 定説に従うのは受動的で主体的ではなく創造的な鑑賞体験とは言えなくなってしまう 「定説」に大きな勘違いがある可能性もあり鵜呑みにしないこと 『エア買い付け』してみると見方が全く違ってくる 作品を見て必ず何かを『発見』する、主体的に能動的に気づく まずざっくり全部を見て、心に引っかかった作品をじっくり見る VTCヴィジュアルシンキングカリキュラム VTSストラテジー 感じるより自由に考えることを重視 お国柄もある 感性的な見方と知性的な見方は、対立するものではなく、互いに補い合うもの 感性的な見方は、むしろ知性的な見方に邪魔されたり、抑えられてしまいがちで、本質を見逃しやすくなることもある 感性的な見方は、原始的で幼稚に思われやすいが、むしろ昔よりも退化してしまっているかも 知性に偏らず、むしろ感性を磨くよう心がけた方がいいのかも 認知心理学では感性の豊かさは『感性のタネ』の多さに比例する 感性的な豊かさを促すきっかけや材料になるものが多い方がよい 過去の体験、人のサジェスチョン、表現の言葉が、引き金となる 新たなニュアンス、イメージ、印象、味わい方を得られる 感想をメモする、表現のリストを作っておいて参照する、対話やコミュニケーションをとる 「正解」のために感性の働きが邪魔される 決まった見方を人の意見に触発されて新しい発見を得られる 知識はどこまで行っても人の受け売りだが、感性は自分の主体的なもの 感性こそ本来の作品を味わうため、愉しむための王道である 心を揺さぶられて感動してる人には敵わない 知識を振りかざして「解説」しても、本当に愉しめるかどうかは全く別の問題 『鑑賞』の原点とは何か? 知識の多さと鑑賞の質は必ずしも比例しない 知識が豊富でも、知性的に鑑賞できるとは限らない ただの解説ではなく、自分の頭で考えて何かに気づいて、何かを見出す見方が知性的な見方 作品のテーマ、意味、価値、構図、色使い、工夫、技術の質、作者の意図や想い、歴史的な背景、社会情勢など なぜ、そうなのか?を問い続ける どう感じるか、どう味わうかは、作者の意図と異なっていてもよい 自由に楽しんで欲しいという意図もある アート関係者でも、アート鑑賞を理解しているとは限らない 作者の意図に縛られてはならない もしこうだったらと自由にイメージを膨らませてみる 知識は助けにもなり、邪魔することもある 「正しい知識」を得ることが目的化してしまう 知識の再確認は鑑賞ではない 知識は、鑑賞を展開させるきっかけにもなる 知識は諸刃の剣 『知識とどう付き合うかが重要』 知識は鑑賞のためのツール 考えて気づくためのツール インドクリネーション 注入強化 鑑賞教育でやってはならない 先入観を植え付けない 単なるデータとしての知識と、価値判断を含んだ知識を区別する ごちゃまぜにして発信されている 良いものだからありがたがれと洗脳されることもある 「正解」もよく間違う 権威に惑わされない 肯定的、批判的、見方によって印象は大きく変わる 好感を持っていると肯定的に見るが、甘い評価になり、フェアでなくなる 贔屓目に見たり、粗探しをしたり 好みをいったん消して、見る いいところしか見ない見方も浅い見方になる恐れがある 本質を見抜けないことも ルネサンス時代のフィレンツェ では作品を市民全体で評価して、その批判的精神が作品のレベルを上げたと言われる 批判精神は「愛の鞭」 ときには難癖をつけてみると、逆に素晴らしさがわかることもある 常に両面から見る あらゆる分野で「二極化」が進む アート、出版界、 空洞化、行列にはとりあえず並ぶ 空気を読んで異論を言えない日本人は主体的な鑑賞が苦手 多様性が保証された社会 思考力を磨く、感性を磨く、主体的に経験をする

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