
都市は文化でよみがえる
集英社新書
大林 剛郎
2019年10月17日
集英社
880円(税込)
科学・技術 / 新書
文化(アート)は都市再生に多大な影響を与えるものである。 しかし、アート単独、特に現代アートによる地域復興には限界がある。 アトラクティブな美術館の建設やアートイベントは一時的な集客であり、その地に住む人々にとって真に魅力的な地域となるかは別問題だ。 都市の再生や復興は、もともとそこにある文化や歴史、人々の営みを無視して成すことはできない。 本書では、金沢、岡山・瀬戸内エリア、前橋、大阪、ヨーロッパ、香港など、国内外のケースを参考にしながら、アートと都市の関係性を考える。 現代美術家の会田誠、フランスの元文化大臣ジャック・ラングとの対談も収録。 ■目次 序 章 アートと都市の関係性 第一章 美術館や現代美術を媒介者として存在させるーー金沢 第二章 文化を用いて都市や地域の再生を実現 ーードイツ(エムシャー川流域)・スペイン(ビルバオ)・フランス(ナント) 第三章 「芸術は日々の一挙手一投足と同化したものでなければならない」 ーージャック・ラング×大林剛郎 対談 第四章 文化が都市に不可欠であることを市民が共有するーー香港 第五章 民間と公共の連携で現代アートを都市に取り込むーー岡山・瀬戸内 第六章 都市も「なるがままに任せよ」--会田誠×大林剛郎 対談 終 章 文化都市としての未来を考えるーー前橋・大阪 ■著者プロフィール 大林 剛郎(おおばやし たけお) 公益財団法人大林財団理事長。株式会社大林組代表取締役会長。 慶應義塾大学卒業後、一九七七年、株式会社大林組入社。二〇〇九年会長に就任。 森美術館理事、原美術館評議員、パリ・ポンピドゥー・センター日本友の会代表、 英国テート美術館およびニューヨーク近代美術館(MoMA)のインターナショナル・カウンシル・メンバーを務める。 現代アートのコレクターとしても有名。
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