真夜中のマーチ

集英社文庫(日本)

奥田 英朗

2006年11月30日

集英社

792円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

狙うは10億。オフビート&痛快クライムノベル! ダメ社員に軽薄パーティー屋、謎の美女。25歳の3人がひょんなことで出会って、一世一代の現金強奪計画が始まった。ターゲットは10億円! 疾走するグルーヴ! 痛快クライムノベル。(解説/北上次郎)

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書店員レビュー一覧

長江貴士

書店員

奥田英朗「真夜中のマーチ」

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0
2019年12月14日

みんなのレビュー (3)

Readeeユーザー

(無題)

starstar 2.0 2024年05月06日

裏世界の新人、数学好きのサラリーマン、ターゲットの娘。異色の3人が面白かった。ヨコケンとミタゾウの緊張感のない会話が凄い好き。気が合う三人でもないのに絶妙に成り立ってる。こっちのトリオだけでも個性的なのに、10億を奪い合うことになるのは、中国マフィア、裏社会の大御所、美術品詐欺師、とこっちも凄い。敵味方全員が何か隠してるようなミスリードのおかげで最後までドキドキ感が続いた。 面白かったけど、伊坂の伏線地獄になれてると少し物足りなく感じるかもしれない。

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Readeeユーザー

泥棒だらけ

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4.1 2022年05月20日

【泥棒がいっぱい】 主人公は自称青年実業家のヨコケンこと横山健司25歳。 高校生の時からパーティー券を売りさばき、上前を撥ねて儲けいていた。 汗水たらして働くなんて、馬鹿らしい。 会社に就職する気などさらさらなかった。 いくら東大をでて一流企業に勤めたところで、人に使われている限りは蔵は立たない。 世の中には三種類の人間がいる。 物を作る人間。 物を売る人間。 そして抜く人間。 そして、この順番は「馬鹿な順」だ。 手下のアキラとともにパーティーを企画する毎日。 しかし、そんな生活にも不満が出てきた。 手間のわりにそこまで儲けがでない。 ちまちま稼ぐのが面倒になってきた。 俺はもっとデカい仕事ができるはずなんだ。 自分にふさわしいのは、もっと大きなお金が動く仕事。 こんなところで燻ってる俺じゃねぇ。 人生の目標は、大金を稼いで派手に遊ぶこと。 そして大物扱いされること。 それが、最大の望みだ。 ひょんなことで知り合った、なんちゃって御曹司と、謎の美女+犬一匹。 美術詐欺のアガリである10億円をターゲットに完全犯罪を目指す。 が・・・・。 出てくるわ出てくるわ、泥棒がいっぱい。 狙う奴らが多すぎる。 あっちで邪魔され、こっちで邪魔され。 奪い合い。騙しあい。 果たして三人+一匹は大金を手にすることが出来るのか!?

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2019年04月05日

ストロベリーがいい感じ。 あ、ドーベルマンです。 10億強奪作戦だけど、誰も死なない。 読後は爽やかな感じです。

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